昨年大会のようす
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村上 床で2連覇
 種目別で競う豊田国際体操競技大会(中日新聞社など主催)は10日、愛知県の豊田市総合体育館(スカイホール豊田)で行われ、女子の床運動は10月の世界選手権で日本女子に63年ぶりの金メダルをもたらした村上茉愛(日体大)が14.333点で連覇を果たした。平均台はサンネ・ベフェルス(オランダ)が制し、寺本明日香(レジックスポーツ、中京大)は3位だった。
 男子の跳馬は白井健三(日体大)が3連覇。平行棒は谷川航(順天堂大)、鉄棒は宮地秀享(茗渓ク)がそれぞれ初優勝した。
世界制した着地ぴたり
 この1年の成長が凝縮されていた。連戦の疲れを抱えた村上は「調子が悪かった」と振り返りつつ、世界を制した床運動で盤石の演技。「こういう中でまとめられたのは自信になった」と手応えをにじませた。
 H難度の大技「シリバス」を皮切りに、すべての跳躍で着地後の動きを1歩以内に抑えた。最後の後方屈身2回宙返りは着地をぴたりと止め、8.533の高いEスコア(実施点)をマーク。10月の世界選手権、11月の全日本団体選手権を戦った疲労はピークだったが、試合で揺らぐ気配はなかった。
 昨夏のリオデジャネイロ五輪で表彰台に届かず、雪辱を期した今秋の世界選手権。「はね返される感じが強い」という海外製の床に負けないため、土台となる足腰を鍛えた。横向きに寝そべり左右の足を上げる筋力トレーニングや、膝を外に向けず真っすぐ腰を落とすスクワットで下半身をいじめた。着地の精度がぐっと上がり、世界の頂点にたどり着く力になった。
 結果を出したことで、大きな重圧も感じている。2020年東京五輪まで「いつも金メダリストの演技を見せないといけない」。期待を背負いながら、結果を出し続ける。エースとしての自覚を胸に、厳しい道を歩み始めた。
白井は跳馬で貫禄V
 この日の3種目すべてに出場した白井は跳馬で優勝、平行棒と鉄棒はともに2位とオールラウンダーとしての着実な成長ぶりを示した。「すごく満足した1年」と笑顔でシーズンを締めくくった。
 今年の世界選手権では個人総合で銅メダル。かつては得意の床運動と跳馬以外は出場することに恥ずかしさもあったというが「今は見てほしいという気持ち」。自信をまとった21歳は、さらなる飛躍を遂げる。

(左)床運動で優勝した村上茉愛、(右)跳馬で優勝した白井健三 =豊田市総合体育館で
(左)床運動で優勝した村上茉愛
(右)跳馬で優勝した白井健三
 =豊田市総合体育館で
■中日新聞(2017年12月11日朝刊)
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