昨年大会のようす - Lastyear's Report
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平均台で美濃部が2位
 種目別で競う豊田国際体操競技大会(中日新聞社など主催)は13日、愛知県豊田市総合体育館(スカイホール豊田)で男子3種目、女子2種目を行い、男子は田中佑典(コナミスポーツ)が平行棒と鉄棒の2冠に輝いた。跳馬は白井健三(日体大)が12日の床運動に続いて2種目目の優勝を果たした。
 女子の平均台はビクトリア・コモワ、床運動はキセニア・アファナセワといずれもロシア勢が優勝。美濃部ゆう(朝日生命)が平均台、宮川紗江(セインツク)が床運動でそれぞれ2位に入った。
白井が跳馬も制す
 白井は前日の床に続いて跳馬も制したが「内容的には満足できない」と自分に厳しかった。自身の名がついた「シライ/キムヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」などきれいな跳躍を2本そろえたものの「2年前からやっている。攻められていないので」と新しい技に挑んでいない状況に不満をのぞかせた。
 6月の全日本種目別選手権を制した小倉佳祐(早大)にミスがあったこともあり、「本来なら必ず負けている。Dスコア向上を目標に、さらに上を目指してやりたい」と来年を見据えた。
平行棒、鉄棒 雪辱のV 落下の悪夢乗り越えた田中
 1カ月半前は悔し涙でぼやけていた日の丸を、この日は静かに見つめた。「払拭(ふっしょく)できたかと聞かれればまだ。ただ、今日のところは乗り越えられた」。平行棒と鉄棒を制した田中は、10月末の世界選手権(英グラスゴー)の団体総合決勝で落下した2種目での雪辱にほっとした表情を浮かべた。
 平行棒は世界選手権と同じ構成。団体決勝で失敗した単棒倒立の「シャルロ」でややひじが曲がったが「全体的にはまとめられた」。Dスコア(演技価値点)で自分を上回るベトナム選手に勝った。鉄棒は落下したG難度の「カッシーナ」を抜く代わりに「来年の準備として」別の箇所で難度を上げた。田中らしく緩急をつけた演技で加藤凌平(順大)らの上に立った。
 英国から帰ると「何が正しく何が間違っていたか分からない」と悩んだ。11月末に全日本団体選手権もあり疲れは蓄積したが、今回は「納得いく演技で終えたい」と因縁の2種目に出場。鉄棒の前に平行棒の表彰式がある難しい日程の中で安定性を示した。
 リオデジャネイロ五輪代表には同僚の内村航平がすでに内定。残り4人のうち最初の1人は、個人総合で競う来年5月のNHK杯で決まる。「気持ちを強く持って個人総合で取りに行く」。世界王者に続く体操ニッポンの担い手は自分だと信じる。


鉄棒で優勝した田中佑典=いずれも豊田市総合体育館で
中京大勢に会場沸く
 女子では中京大から地元愛知県出身の2人が出場し、満員のファンの歓声を浴びた。半田市出身の1年生、湯元さくらは得意の平均台に登場。「テーマとしている表現(力)を見てもらえるように」。表彰台には0.05点届かず4位だったものの、持ち前の大人びた演技で会場を沸かせた。1学年先輩で小牧市出身の寺本明日香は床で4位に終わったが「一年の締めとして楽しく演技できた」と満足げ。大会の運営には中京大の学生も携わっていて「それが頑張る糧になった。けがなく演技できて感謝しています」と振り返った。


(左)平均台で4位の湯元さくら (右)床運動で4位の寺本明日香
■中日新聞(2015年12月14日夕刊)


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